先日、図鑑をご愛用いただいているお客様から、ある質問を受けました。お嬢様からの質問で、「マンボウはなぜ英語でSunfishというのですか?」と。ある方が「マンボウは太陽に向かってジャンプする習性があるからじゃない」???
理由は・・・マンボウは、時折海面に身体を横たえた姿のマンボウが観察されることがあるそうです。この理由から丸い体が浮かんでいる様が太陽のようであることから”Sunfish”という英名がついたみたいです。この行動はカモメなどの海鳥に寄生虫を取ってもらうため、日光浴、我々人間社会の習慣である布団干しなどと同様殺菌が目的ではないかと考えられているそうです。「マンボウは勢いをつけて海面からジャンプする」は、寄生虫を振り落とすための可能性が強いようです。
お嬢様はきっと夏休みにこの題材を宿題の作文にするのでしょうか?
このような質問は、大切なことです・・・と言うのも先日「国際生物学オリンピック」で日本初の金メダルを獲得した大月亮太(りゅうた)さんのコラム「幼い頃から生き物が好きで、観察、飼育に夢中だった。いつも虫の思わぬ行動を見て「なぜ?どうして?」と考えることが日課になっていた。とのことです。ノーベル賞に輝いた小柴先生や田中先生の「これからの子供たちに一言!」というタイトルで直筆の色紙を見たことがありますが、「なぜ?どうして?」と思ったことを徹底的に調べてみよう!と書いてあった事が印象的でした。
図鑑の使い方のポイントは「これなに?あれなに?なぜ?どうして?」を、まずは親から子供に質問してあげることです。子供たちはこれらの質問を受けることで、頭の中に必ず考える習慣がつきます。夏休み開始6日目です。新しい習慣何か始めてください。
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