大阪府家庭学習の手引書

大阪府の家庭学習手引を入手し、じっくり読んでみました。印象に残った部分を解説しながらお伝えします。
一番根底にあったのは、家庭での時間の過ごし方でした。特に大阪の子供たちは、全国の子供たちに比べて、朝ごはんを食べる、夜早く寝る子供が少ないなど、今までの分析を再度公表し呼びかけていました。驚いたのは次の具体的な家庭学習のプログラムです。まず始めに宿題を終わらせ、計算や漢字の練習、ワークやドリルを行う時間の確保を呼びかけていました。これらは全国学力テスト等の分析から大阪府が考えた家庭学習のプログラムだと思いますが、全国上位の秋田県が行っています学年×10分+10分を低学年~高学年に分け、一律にプラス10ではなく20~30分と高学年に向け、家庭学習に集中する時間の増加が変更され記載されていました。また3~4年生の中学年になると家庭学習の内容に計算や漢字練習といった反復練習だけではなく調べる学習や作文を書くことの呼びかけも記載されていました。これらは私の全国講演会でも毎回お話しをさせていただいている内容ですが、大阪府から家庭学習の具体的なプログラムやアドバイスが発信され、時間がかかったとしても定着することによって全国の家庭学習への影響力も大きく変わると思います。
大阪にお住まいでない方も、これらを参考に早めに各家庭で取り組んでみて下さい。今後全国講演会では、これらの内容をもう少し具体的にお話するつもりです。

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